勝負(試合)は勝つことがすべてなのか? 最善を尽くすことがすべてなのか?
お子様の習い事でスポーツなどを勝負事をしている方が多いと思います。
もちろん、勝つことに越したことはありません。わざと負けるような子はいないと思います。
勝負(試合)は勝つことがすべてなのか?
ここでは、お子様の将来まで見据えたお話をさせて頂きます。
勝負の勝ち負けよりも勝負に至るまでの過程を重視しろ!
結論から申し上げますと勝たないと意味がないと思っているうちに成長はありません。
これまでの自分の努力に目を向けるべきなのです!
勝負事は結局、勝たないと意味がないのでは?という疑問もあると思います。
しかし、実際には上手くいかない時のほうが多いのが現実です。勝たないと意味がないなどと思っているとその失敗(負け試合)から学ぼうという気は一切起きることはありません。
勝つためにするのは間違いではない!
でも一番の目的は自分の成長であってほしい。
スポーツの根幹にあるのは勝ち負け。いわゆる、力比べです。
あいてより優れていることの証明でもあります。
では、勝つことだけを追い求めると将来どうなってしまうのか説明していきます。
勝つことだけを求める危険性!
・負けたときに言い訳する。
・勝てないと思った時は勝負しなくなる。(全力で立ち向かわない)
・思い通りにならないと投げ出してしまう。
・失敗から学べない。
勝ちだけを求めてしまうと負けたときに自分の価値はなくなる。
負けたら意味がないと思ってしまう傾向にあるため、負けない道(努力しない道)を無意識に選び、チャレンジすることが少なくなってしまいます。
子供の将来について考えてみましょう。
厳しい話ですが子どものプロのスポーツ選手になる可能性はほとんどありません。
私も長い間(小学生1年~大学4年まで)ラグビーに没頭していましたが、プロの選手にはなれませんでした。
大人になった今、ラグビーを長い間やっててよかったなと思えることは、努力すれば少なからず結果がついてきたことです。
この事を肌で体感できただけでもこの16年間のラグビー人生は無駄ではなかったと思っています。
将来、自分がプロの選手になれなかった時に、子どもがどう思っていてほしいのか。
親はこのことについてしっかりと考えて応援しなければなりません。
ゴール(子供の将来)を決めて子どもを応援せよ!
このゴールとは「子どもの心の在り方」です。
ようは応援していく中で矛盾しないように気を付けようという話です。
スポーツを通して、「負け(失敗)から学んでほしい」と思っているのに絶対勝ってね!期待してる!と応援してしまったり。
スポーツを通して、「努力の大切さを学んでほしい」と思っているのに過程(普段練習)を褒めず勝った時に勝ち自体を褒めてしまったり。
負けから学んでほしいなら一緒に反省会をしましょう!
努力の大切さを学んでほしいなら勝った時に普段から練習頑張ってたもんねと練習(努力)を褒めましょう。
親のありようで子どもの将来のマインドは変わってきます!
スポーツを通して、たくさんの学びを与えてあげましょう!
最後に実際のトップアスリートの言葉を載せておきます。
トップアスリートの考え、行動、言葉
マイケル・ジョーダン
「精神的な強さと熱意は、さまざまな身体能力よりも大きな力を発揮する。ぼくはいつもそういってきたし、いつでもそう信じてきた」
マイケル・ジョーダンは天賦の才を常に磨こうと考える天才少年と評され、シーズン最後の試合に負けた後に、何時間もシュートの練習を繰り返したという負けから多くを学ぶトップアスリートです。
ジャッキー・ジョイナー=カーシー(陸上競技女子七種競技走幅跳選手)
「私にとってのスポーツの喜びは、勝つことにあるのではないの。結果に至るプロセスからも、同じくらい大きな喜びが得られる。以前よりも進歩したと確信できるのなら、あるいは、持てるを出し切っ たと思えるのなら、負けてもかまわない。もし負け たら、トラックに戻ってさらに練習を積むだけのことよ」
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