いじめはできることなら、しないでほしいし、されないでほしい。
これは子を持つ親なら絶対に思うことですよね。
私も自分の娘がそんなことにあったらと思うといてもたってもいられません。
皆さんも自分の子はそういったことに一切かかわることなく平和に過ごしてほしいはずです。
でも、いじめの原因がいっぱいあってどうやって対処したらいいのか分からない!
そんな方に、今私が一番大切にしてほしいことをまとめました。
是非、お子様の未来を守る意味でもしっかりと普段から意識してほしいです。
まずは子どもからこんなサインが出ていないかを確認してください。
子どもが発信するいじめられているときのサイン一覧
□ 口数が少なくなり、食欲も元気もなくなる。
可児市「みんなでいじめをなくそう」
□ 感情が不安定になり、家族や物に八つ当たりをする。逆に急に甘えたりする。
□ 持ち物がなくなったり、壊れていたりする。
□ お金をねだる。お金をこっそり持ち出す。お小遣いの減り方が早くなる。
□ 学校から帰ったとき、衣服が汚れている。
□ 朝、起きにくかったり、腹痛、頭痛、微熱、吐き気、だるさなどを訴え、学校へ行き渋ったりする。
□ 友達と遊ばなくなる。誰も遊びに来なくなる。
□ 急な外出が多くなる。
□ 急に携帯電話を気にするようになる。逆に、無関心になる。
□ 夜、よく寝言でうなされたり、今まであまりなかった歯ぎしりをしたりするなど、安眠できない。
子
特に思いやりのある子は親に迷惑をかけたくないという理由でいじめられていることを相談しない子がいます。上記のチェックリストで今のお子様の状況をチェックしてみてください。
そして、少しでも気にかかることがあればそれとなく聞いてあげてください。
親に話さないから大丈夫と思うのではなく、子どもが発信するいじめのサインに気付けるよう、日ごろから自分の子どもの様子を見守りましょう。
いじめられないためにはどうすればいいのか
正直に申し上げますとこれをすれば絶対にいじめられないなんてことは残念ながらありません。
人は弱いものをみると攻撃し、強いものをみると排除したくなるからです。
ほんとしょうもない。。。
いじめられないために親が意識することは、
自己肯定感を育ててあげることです。
詳しくはこちらの記事で説明しております。
自己肯定感が高ければ嫌なことにも立ち向かえますが、これが低いと嫌なことをされてもしょうがないなと受け入れてしまいます。
こうなってしまえばいじめは更にエスカレートしていきます。
こうなってしまえば子ども一人の力ではどうすることもできません。
もし、そうなった場合の備えもしておきましょう。
子どもの信頼を勝ち取ると子どもは相談してくれるようになる。
あえて勝ち取ると表現させてもらいました。
そのぐらい強く意識していないと子どもから全幅の信頼は得られません。
あなたが困ったときに相談するのは誰ですか?
ここで迷わずに自分の親だと答えた方は自分の親を手本に子育てしてくれて大丈夫です。
もし、少しでも迷われたら、下記のことを取り入れて、子どもの信頼を勝ち取ってください!
子どもの話に真剣に耳をかたむける。
日ごろから子どもの話に真剣に耳を傾けることこの人は信頼できる。
愛してくれているんだと思うようになります。
子どものよかった話、うれしかった話に関心をもって一緒に喜んであげましょう!
そんなこと言われなくても出来てます!というお気持ちもわかります。ですが今一度真剣になってできているか考えてみてください。
基準を載せますのでチェックしてみてください。
□ よそ見をしたり、スマホを操作しながらではなく相手の目を見て話を聞いている
□ 相手が話している時にしっかりうなずいたり、相づちをうっている。
□ 相手の話に共感しながら聞いている。
□ 相手の話が自分の考えと違っていても話を否定せず聞いている。
□ 相手の話が一区切りしてから発言するようにしている。(途中で口をはさまない)
□ 興味がないからと言って途中で急に話題を変えたりしない。
どうでしょう。できてましたか?
子どもは親に話を聞いてもらいたいのではなく、共感してほしいのです。
そうすることで子どもは親を信頼し、愛されていると認識し、本当につらい時に相談してくれるようになるのです。
子どもがいじめる立場にならないために必要なのは「無条件の愛」
なんじゃそりゃ。
いじめと本当に関係あるの?と思われた方もいると思います。
関係大ありなのでしっかりと読んでほしいです。
私はいつでも子どものことは愛してます。という人が大半だと思います。
しかし、本当に無条件ですか?
こんなこと言ってませんか?
「今日は○○だったからお菓子はなし!」
「○○してくれたら○○してあげる!」
残念ながら、これって○○しないと愛してあげないと言っていることと同じなんです!
これを「条件付きの愛」と呼びます。
こういったことが続くと子どもは真に愛されていると思えなくなってしまいます。
自分はいい子じゃないと愛してもらえない。
いい子でいないと・・・とどんどんプレッシャーがかかり、ストレスがつもり、他者を攻撃するようになってしまうのです。
自分は愛されて満たされているのに相手を攻撃しようと思うことはありません。
反対に愛を分け与えるようになります。
子どもがいじめを行う理由はただ一つです。
満たされていないからです。
満たされていないからほかで満たそうとするのです。
そうなる前に無条件の愛で子どもの心をいっぱいにしてあげてください。
無条件の愛とはこんな事
・なにがあってもいつもしてあげていることはしてあげる
(昼のお菓子、夜の絵本など)
・忙しい時でもしっかりと向き合う
(片手間にせず、忙しいことを伝え、用事が終わったらしっかりと向き合う)
・自分の都合で態度を変えない
(眠たいからイライラ、早く準備してほしくてイライラ)
正直いって完ぺきにこなすのは親である私たちのストレスが溜まりそうですね。
親の我慢のし過ぎも問題ですからね。(↓ストレスを溜めないために参考にしてください)
まとめ
いじめはどんなに対策していても起こってしまうものです。
その時は冷静に対処できるようにしておきましょう。
子供が相談できる
「チャイルドライン チャイルドライン® 18さいまでの子どもがかけるでんわ (childline.or.jp)」
「24時間いじめ相談ダイヤル 0120-0-78310」
などの電話相談窓口がありますし、保護者が
「子供人権110番 0120-007-110」
「インターネット人権相談 法務省インターネット人権相談受付窓口 (jinken.go.jp)」
などを利用したりすることもできます。
いじめられている子は、話を聞いてほしいわけではく「いじめを解決してほしい」と思っています。
大丈夫なんて言葉で済まさずにきっちりと解決まで導いてあげてください。
上記の表を見て頂いてもわかるようにいじめは他人事ではありません。
しっかり知識を付けて備えていきましょう。
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